一宮神社のご祭神から読み解く南魚沼

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神社で祀られている神様のことを「ご祭神」といいます。各神社に複数のご祭神が祀られています。

このご祭神は日本神話に出てくる神様たちですが、一部では菅原道真など死後に祀られた神様もおり、由緒は神社によって様々です。

このご祭神、注目してみたことがありますか?今回は一宮神社のご祭神についてお話しします。

一宮神社のご祭神は三柱です。※神様は、一人、二人…と数えず、一柱、二柱…と「柱」で数えます。

1.大国主命(おおくにぬしのみこと)

大国主命 因幡の白兎

「因幡の白兎」は読まれたことがありますか?お話の中で鮫に皮を剥ぎ取られた白兎を助けたのが大国主命です。”だいこくさま”として慕われ、日本各地の神社でお祀りされています。

彼はとても優しい心を持ち、聡明でした。日本の国土を開拓し、農耕・商業・医薬の道を教え、私たちが生きていくのに必要な国づくりを完成させました。

国造りの神、農業神、商業神、医療神などとして信仰されている他に縁結びの神としても有名です。

日本全国の神様が出雲大社に集まられる十月は、神が無い月と書いて「神無月」といいます。反対に出雲地方では「神有月」といいます。

十月にこの出雲大社の主宰神である大国主命の下で神々が人々の縁結びについて話し合われるという逸話から、縁結びの神と信仰もされています。(諸説あります)

2.奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)

奇稲田姫命 クシナダヒメノミコト

豊穣・豊かな稲田を象徴する女神です。「奇クシ」は、霊妙・素晴らしい等たたえる意味の美称で、それが「稲田」にかかることで、稲穂がよく実った美しい田を表しています。

「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」に襲われるところをスサノオに助けられたヒロインです。

諸説ありますが、八岐大蛇は水神とされています。奇稲田姫命を襲ったのは河川の氾濫、稲田が荒れることを象徴し、オロチが退治されたことは治水、稲田の安定を意味しているとも考えられています。

スサノオが奇稲田姫命を助けた後、結ばれ生まれたのが大国主命です。

3.少彦名命(すくなひこなのみこと)

少彦名命 スクナヒコナノミコト

一寸法師のモデルとなったといわれている神様です。大国主命と共に、穀物の栽培方法や鳥獣や昆虫の害から守るためのまじないの法を定め、国づくりを行いました。

穀物神、医療神、酒造の神、温泉神として信仰されています。

指の間からこぼれ落ちてしまう程の小さい神様で、稲穂と稲穂をぴょんぴょん飛び跳ね移動していたそうです。

古来の南魚沼人が願ってきたこと

大地をつくった大国主命、稲や粟などの穀物を司った少彦名命、そして稲田を象徴する奇稲田姫命。

お米に関する神様ばかりですね。昔は今以上に神社の周りは田んぼばかりだったのだろうと想像できます。

昔は明日の天気がどうなるかも分かりません。人々の命綱でもあったお米が無事育つ為に、お米に関係する神に祈り心の拠り所としていたのでしょう。

昔も今も、南魚沼の人がお米を大切にしてきたことは変わらないという事がよく分かります。

ご祭神を知ることでその地域の昔の姿を読み解くことが出来ます。あなたの近くの神社のご祭神はどうでしょうか?ぜひ注目してみてください。

おしまい

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新潟県南魚沼市大里に鎮座する一宮神社がブログを始めました。3月12日の農具市祭が有名です。 神主だからこそ発信できる情報、南魚沼での生活のことなどを綴っています。