一宮神社春季大祭を終えて~神主から見た今後の課題や展望~

一宮神社 春季大祭 農具市祭

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早いもので、一宮神社春季大祭【農具市祭】が終わって一ヵ月近く経とうとしています。

今回の農具市祭を終え、私が感じた正直な感想。

それは「このままでは、農具市祭はいずれ消失してしまうのではないか?」という不安。

その理由としては

  1. 農具を手作りで生産する職人の減少に伴い、農具市祭の要である「農具」が減少傾向にある事
  2. それに伴い、祭自体の活気が無くなり人の出入りも少なくなっている事

この2点です。

農具市祭の様子はこちらの記事をぜひご覧ください☟

ジンボラボ/神保貴雄さんの記事

「【南魚沼市塩沢】一宮神社の農具市祭りに初めて行ってわかったこと」

雪ふるさとの移住嫁/ふくしまみかさんの記事

「南魚沼市・一宮神社農具市に、ブロガー仲間が大集合!」

神主は神事を行えばそれで良いのか?

この農具市祭の主たる行事は、出店でもイベントでもありません。

春の訪れと共に、五穀豊穣を祈願する神事。それ一択です。

なので、神主という立場としたら神事を無事斎行することが出来ればそれで良いのかもしれません。

守っていくべきものと、変えていくべきもの

ですが、農具を作る職人が減ってきている今日、いつまでも昔からの形を何も変えずして良い方向に向かうのでしょうか?

そうとは思えません。現に年々出店や人の出入りは寂しくなる一方です。

大げさな言い方ですが、一宮神社農具市祭は南魚沼市の中でも有名な祭りとされていながら、現実は衰退の一途をたどっているのです。

人が集まるコミュニティーの場を再生したい

祭は人が集まってなんぼ。昔の人が数々の農具目当てに遠方はるばる訪れたように、現代の人にとって面白みのある祭にしていく事が課題だと感じています。

それには、農具の出店が減少している部分の穴埋めから。

残念ながら作り手が減少している農具をこれからも販売することは難しくなっていくでしょう。

だったら、南魚沼の民芸品や特産品、伝統品などを出店で出品し、南魚沼をPRをする。南魚沼で活動しているナナシのマルシェのような所からも出品してもらって若者も楽しめるようにしたり……。

言うのは簡単ですが、せっかく人が勝手に集まるのに「露店+少しの農具」なんていう今の祭の状況はあまりにも寂しすぎると思うのです。

こんな時代だからこそ、人が直接集まってコミュニティーを築く場を尊重すべきだと感じます。

市に問い合わせをしてみました

以上の私が感じた農具市祭の問題を、市に投げかけてみた所このような答えが返ってきました。

この度は、市の露店管理に関しましてお問い合わせをいたただきありがとうございま
す。

一宮神社春季大祭の露店についてですが、仰る通り、農具を作る方の高
齢化や減少に伴い出店は寂しいものになっており大変残念に思っております。……

……一宮神社春季大祭については地域の歴史あるお祭りであることから、大里区の意向に
沿う形で露店管理を進めていきたいと考えておりますので、大里区の出店に対する方
向性が決まったところで、現在出店している露店商と協議させていただきたく存じま
す。

まずは大里区の祭礼担当者とご相談いただきますようお願いいたします。

寂しいと思っていたのは私だけでは無いようで、安心しました。

まずは、一宮神社の氏子である大里地区で、問題改善に向け今後の出店の方向性を話し合ってくださいとのこと。

五年、十年先を見据えて

農具市祭が終わった直後は「このままではヤバいぞ!」と焦っていましたが、少し時間が経った今は焦りすぎも禁物かなと思い始めました。

今すぐにとは言わずとも、五年十年経った時に「昔よりも良いお祭になった」と思えるように進んでいこうと思います。

まずは地区内での話し合いから。

移住したての新入りが物申し立てるのは恐縮ですが、新入りだからこその発言として受け入れてもらえればと思っています。

何かアドバイスやアイディア等ありましたら随時募集中ですのでよろしくお願い致しますm(__)m

また何か発展したらブログにアップします~。

おしまい

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ABOUTこの記事をかいた人

新潟県南魚沼市大里に鎮座する一宮神社がブログを始めました。3月12日の農具市祭が有名です。 神主だからこそ発信できる情報、南魚沼での生活のことなどを綴っています。